2025/10/27 月曜日

■ KIMOの工具のバッテリー

Filed under: 工具 — inor @ 2:07:38


KIMOの工具のバッテリーなんですが、これの一時期のバッテリーがこれまた不良品ばかりでして。同じバッテリーを使っているVOLTAGAのも同じ年代の工場で作ったものは同じくゴミカスでして。ちょっと負荷がかかるだけで電圧急降下で工具が止まるというエラー持ちです。
負荷がない状態だと元気に動くので動作テストとかには使えます。厄介!!


セルのフィルムの色が臙脂、ピンクのバッテリーはだめだそうです。早めに気がついて保証期間中に連絡したら交換してもらえたらしいのですが、わたしは保証期間がとっくに終わっていたので残念でした。

うちだとチェーンソーと電動タッカーについていたバッテリーがどうやらこの病気持ちバッテリーだったみたいです。どちらも2022年8月製造ですね。1週違いだった。あと製造識別を見て気がついたのですが、VOLTAGAのバッテリーの製造識別も頭にKIMOってついてました。KIMOがVOLTAGAに提供してるのね。(KIMOのインパクトドライバーのほうが購入が早かったけどノントラブルでコーススレッド用の下穴あけやネジ止めバリバリだった)

しかしまあ枝を切ろうとして持ち出してえっちらおっちら歩いて現場についてからまともに動かないときのうっそだろ、、、感ときたら。
年に数回しか使わないしなまじ動くバッテリーももってたもんだから、これが不良品だったことに気がつく頃には保証切れですよ。

ピンクバッテリーだとインパクトにつけたドリルもちょっと負荷がかかると止まったりするし、これ気が付かずにKIMOの工具は駄目だ!!ってなってる人も多いんだろうなあ。

各工具、普通のバッテリーや、大容量互換バッテリーだと調子よく動いています。

駄目バッテリーを分解してセルを交換するか迷ったのですが、セルの交換はけっこう大変だし危ないし純正バッテリーも安く変える手段を見つけたし。電源取り出しアダプターを作ってUSBコンバーターか作業灯の電源にでもしようかと。その用途にも使えなかったら流石にゴミ行きだけど、、、

※追記 … 最初以下のドリルをブラシレスと書いたけどブラシレスじゃないし新しいモデルでも無いようです。なんでブラシレスと勘違いしたんだろう? 申し訳ない

安く変える手段というのは、最近振動ドリルが欲しくて買ったKIMOのドリルドライバーがセール時に4100~4500円くらいだったのですが、買ってみたらバッテリーが二個入ってました。旧式のモデルはバッテリー二個セットが明記されていて、新モデルはバッテリー一個表示だったのですがどうせ買うなら新モデルだなあとこっちをえらんで届いてみればバッテリー二個。正解だった。内容のセット品も少々違ったのですがどうせもっといいビットとかもってるから使わないのでヨシ! という感じでバッテリーを買うならドリルごと買えばバッテリーが2個もついてきちゃうという事例が出来た。バッテリー一個だとしても純正バッテリー買うよりおまけにドリル本体がついてくると思えば安いもんだ。

このドリルの形は2020年頃にはもうこのモデルになってるみたいだしなぜ新型扱いしてあるのかよくわからない。パッケージ内容を変更したモデルなのかなあ? 同じ形のモデルの過去のレビューを見ると、紙箱も違うしバッテリーが一つでKIMOのいつもの収納袋などもなし。ドリル本体は2025年製造ではありました。バッテリーはモデル名しか書いておらず詳細不明です。

https://www.kimopower.com/product/lithiumion-drill/ここを見る限りはブラシですね、ブラシレスのドリルはどれも見たこと無いモデルなのでまだ日本では売ってないようです。(インパクトドライバのほうもブラシレスモデルは欠品中)

最近のKIMOはバッテリーが新しくなっていて大きな充電器が付属しなくなり、ACアダプター直結での充電方式になったのですが従来の充電器でも充電可能でした。

まあもっともチェーンソーやタッカーみたいな大電流を使うものについては、容量の大きな互換バッテリーや、マキタのバッテリーが使えるアダプターを購入してマキタ系の実績があるバッテリーを使うほうが安定動作するかもしれませんが。 タッカーも付属のバッテリーでは弱々しくてまともに使えませんでしたしすぐ動かなくなっていました。まあまともなバッテリーを使ってもそもそもが弱くてフロアタッカーとしての役目はあまり果たせませんでしたが。(VOLTAGA KIMOのフロアタッカーは弱々しいのでちょっと硬い木材だと入っていかないのでおすすめしません。下地がシロアリも食いそうな柔らかい木材相手じゃないと駄目です。KIMOもの多分中身同じ)

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私がかったときは新モデルもバッテリー二個入ってました。
これはたぶん新パッケージモデルなんじゃないかなあ?

2024/8/5 月曜日

■ HiKOKI 刈払機 CG36DCのこと

Filed under: 工具 — inor @ 0:23:21


HiKOKIの3代目36V刈払機CG36DCを買ったのでちょっと感想を。

これ > コードレス刈払機 CG36DC

今まで使用していた刈払機は親の代から使っている30年ものくらいのタナカ?のたぶん23cc刈払機。(古すぎてネット上にもメーカー資料がない)

去年クイックティラーをいう機械を使うためにギアケースをはずしたら粘土みたいなのがすごい落ちてきたのでなんだこれ???と思ったけどたぶんクラッチシューの粉。結構詰まっていたのでだいぶ削れているはず。もしかしたらもうシューの部分はなくて金属だけでこすれているかも。

分解してメンテナンスしようと思ったものの、これに使える交換パーツとかはネット通販やホームセンターに売ってなくてメーカーに注文しないと手に入らないし、燃料タンクのパッキンが弱ってしまい燃料漏れを起こしたときもパーツの入手先がわからず大変な思いをしました。

まだエンジンも調子良くてかかりもいいし普通に草は刈れるのですが、ハンドルの付け根が緩んできて締め込んでもずれてしまったり、最近は2枚刃とか耕運機風ユニットのクイックティラーとかを使って負荷がかかっていそうなので、本格的に壊れる前に新調しなきゃなあと次は2ストか4ストで悩んでいたところ、マキタの電動のレビューなどでもプロからもだいぶ使えるようになってきたとのことで、じゃあうちの電動工具はハイコーキだからハイコーキのにするかと考えてたあたりで3世代代目のこれが出たのでこれにしました。 (2代目まではレビューも少なく、2枚刃とかシュレッダーブレードを使おうと思うとちょっとパワー不足の懸念があった)

今回は本体だけ買って、バッテリーも工具で使う2.5Aの他に4Aのものを安いときに買って用意しました。 4Aを用意したのは正解でした。
(more…)

2023/10/7 土曜日

■ elegoo NEPTUNE 4 PROを買いました

Filed under: ガジェット,工具 — inor @ 1:31:37

新しい3Dプリンターを購入しました。
とっくに投稿してたと思ってたらしてなかった。

手持ちのAnycubicのVyperが調子が悪いというわけではないのですが、Vyperは温度が260度までで0.6mmとかの硬化ノズルの入手性が悪く、カーボン入りナイロンフィラメントを扱いたい場合には一歩能力が足りてない感じあります。

なので硬化ノズルの入手性が高くてダイレクトエクストルーダーとノズル温度が300度まで出せるものがほしいということでの新調です。

Vyper自体は購入から2年たった今もABSやTPU、PETGなども特にトラブルなく印刷できています。ベッドシートが劣化したみたいでピットノリを使わないとABSが剥がれて印刷失敗するようになってしまったもののノリだけで解決できたのでVyper自体は未だに快調です。
(消耗品は交換しているのと、Zシャフトがちょっとカチカチ言っている気がするけども、どこが鳴っているのか正確にはわからない。)


NEPTUNE 4 PROが届き組み立てます。

## 初回オートレベリングの手順

組み立てが終わって初回のオートレベリングのときにちょっとつまづいたのでメモ

エクストルーダーが中央にあるときに数値を変えろみたいなことが書いてあるものの、下手にいじるとベッドに当たって削ってしまうんじゃないかとビビって変えられず手順動画とかを探してよくよく見るまで作業が止まりましたが、動画を見たあとはなるほどと納得。説明書に書いてあることもそういう事かと納得。
数値をいじると言っても何ミリも一気に動くわけではないものでした。

まず中央にあるときにA4用紙を敷いて、紙を微妙に動かしながら △ (数値) ▽ の上の単位を0.1にしてから三角を押して紙がちょっと挟まれたなというところまで狭めます。(紙までの高さがありすぎたら1mm単位で動かしてもいいけど最初は地道にポチポチやったほうが安全) ※この工程は動画などを見ると4隅を合わせた後にやってますがユーザーマニュアルだと補助レベリングより前に書いてあります。

紙は抵抗がありつつ引っ張れば抜けるけど、押し込むとたわむみたいな状態が適正という説明があります。私は安全策で押し引きできるけど抵抗を感じるという状態に合わせました。

最初の隙間をあわせたら auxilary leveling (補助レベリング) を押して5点の位置合わせみたいな画面にします。

1をおしてヘッドを移動させ、下のダイヤルを回してさっきみたいに紙が少し挟まれているという状態にします。
 ※ノブで最大に伸ばしてもスカスカの場合は前のメニューに戻ってz ofsetをマイナス方向に1下げておく。ノブも元の位置に戻しておく。たいていわからなくなっいると思うのでとりあえず座面を下げておく。

それを1番から4番まで順番に同じことをしていきます。1回だけだと絶対にさっき合わせたところがズレているのが出るのでときには1342みたいに対角の順番などにして納得するまで合わせました。

4隅を合わせたら 左上の< で前の画面に戻り今度はオートキャリブレーションになります。
これは検知箇所点数がすごく多いので長い時間がかかります。

終わったら中央に戻るのでまた紙を微妙に動かしながら △ (数値) ▽ の三角を押して紙がちょっと挟まれたなというところまで狭めます。それが終わったら右上のフロッピーディスクマークを押してセーブします。

しばらく使っていると数値が狂ってくるようで、ブリムが定着しなかったり、造形物の底がぐちゃぐちゃになってきたりしますので、なんかおかしいなと思ったら調整したほうがいいです。2回目以降のレベリングは auxilary leveling の4隅合わせとセンター調整だけで良いと思います。

※ 付属品や公式サイトにある Neptune 4 Pro assembly tutorial video.mp4 を見るのがいいです。 組み立てたときに近くにPCがなく、これの存在に気がついてなかったのが結構なもったいなさでした。 あと説明書にはないレールへのグリスアップとかも動画内でやってるのでなるほろ感高いです。ベルハンマー塗ったろか。

## ここまで

オートレベリングのあとサンプルを出力してみましたが、剥がれや団子もなく特に問題なく出力できました。

2cmのキューブを出した後にあの船を出力したんですが途中でサンプル用の付属樹脂がなくなって、手持ちのに切り替えたのでツートンの船になりました。


ちょっとかっこいい。

## フィラメント切れの継ぎ足し方
フィラメントセンサーがフィラメント切れを検出するとアラートが鳴り、ヘッドがホームポジションに戻ります。
その際にUIのほうはフィラメント入れ替えに変わっているので新しいフィラメントを装着します。そのあとコンテニューさせれば途切れたところから印刷が再開され続きが印刷されます。
しかしその場合は印刷切れのところは品質も落ち、層剥がれもしやすくなっているので注意です。

事前にフィラメントが切れるタイミングに居合わせている場合は、センサーがフィラメント切れを検出しないように新しいフィラメントを押し入れて、エクストルーダーにも古いフィラメントに続いて押し入れるという荒業があります。

参考 > https://www.youtube.com/watch?v=VGehELy4SoM

無理矢理すぎんだろw

## ここまで

で問題はこれだ。


ノズルが見たこと無いやつで、まだ硬化鋼0.6mmとかが売ってないという。

Enderシリーズと同じパーツという話から違うものに変わってました…。

ということで肝心のカーボン入りナイロンの出力はまるでできていません。

※ 2023 12月時点では海外通販で入手できるようになっていました。すでにノズルは買ってあるんですがナイロンカーボンで作ろうと思っていたものが必要なくなってしまい、まだ試していません。

それはともかくNeptune 4 Proの良かったところは、ネットワーク経由でデータを送ったり印刷開始をできるところですね。
これがまたすごく便利。

ローカルLANでつないでWEBブラウザから制御できます。
印刷中の温度や進行具合のステータスもわかります。

さすがに印刷剥がれとかはわからないものの、本体とPCの間をSDカードやUSBメモリをもっていかなくていいのはとんでもなく楽でいいです。Vyperは相性がイマイチのSDカードだとなかなかファイルを認識しなくて苦労したとか、単純にいったんメディアに移すのがめんどくさいとかで苦労してましたからね…。

本体は自室とは離れたところにおいてあるので、LANケーブルがさせるタイプのwifi中継機をつかって疑似有線LANとして繋がっています。

wifiルーター <-> wifi <-> 中継機 <-> LANケーブル <-> Neptune4

という感じ。うちにあった中継機はモード変更とかしなくてもそのまま有線LANの疑似延長ができたので楽でした。

ネットワーク監視では剥がれなどによる印刷失敗までは検知できないので、監視のためのネットワークカメラも買っておきたいなと思いました。

印刷の速度についてはあまり恩恵を感じていないかも。
多分早いんでしょうけどフルスピードで動かすことをまだ信頼してないのでVyper程度の速度で動かしています。

現在の気になる点としてはファンがすんげえうるさいです。夜は気を使って使うのをやめるほどです。

それとスライサーのCuraにプロファイルが入ってないのでELEGOO提供のバージョンが古いCuraじゃないと使えません。
一応手入力すれば使えるんですが、数値をミスってベッドをけずったりとかの万が一があったら嫌なので大人しくしています。

いったんそんなところです。

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