■ AIO-5 Liteつけた
去年末にバイクにつけたドラレコのAKEEYO 998Gがどうも調子が悪くて、走ってるうちにフリーズして止まったり再起動したり電源が落ちたり保存された動画が壊れていたりで調子が悪いので、それを取り外して別のバイクにつけようと買って手つかずだったAIO-5 Liteをつけました。 いままでバイクにはずっとAKEEYOのドラレコを付けてたけど1年持たずに外したドラレコは初めて。
AIO-5 Liteはやっぱり製品としてのグレードが高いので細部の作りもぜんぜん違う。ネジや付属工具もトルクスだったりしてなかなかすごい。(逆を言えば使う工具が増えるのでメンテナンス性が悪い)
調子悪いドラレコもAKEEYOの最上位のものなんだけどもうぜんぜん違う。格差ありって感じ。
ハンドル周りに左側はスマホホルダーがあるので右側寄りに設置。右側だと走行中に比較的自由の効く左手で使いにくい。
AIO-5はスマートモニターへの興味とBSDの興味がすごくて買ったんですが、そもそもの問題でandroid autoでのナビを使うよりスマホそのまま使ったほうがレスポンスもよく、すぐ操作しやすいのと経由地を入れたりのルート設定や変更とかしやすくて便利。
そもそも走行中はナビ以外にもオービス情報やGPSロガーとか動かしたりslackとかdiscordでツーリング仲間から現在地やらの連絡が入ったりもするのでそれらがこなせないとだめ。
でツーリング用として使うAIO-5 Liteの感想としては、画面やドラレコ映像はきれいだけど後はあんまり良くない。雨の中ばかり走るとかこまめに乗り降りや目的地を変えるとか光学手ブレ補正や温度ですぐフリーズするスマホを使っているなら良いかもしれない。
■ 良いと思った部分
:: スマホのナビ設定を引き継げる
スマホで開始していたナビの状態を引き継いで表示できるので、スマホで設定してから接続したらそのまま目的地への案内が表示されます。スマモニでのナビゲーションが開始された後はgoogleナビであればスマホの方は道順詳細一覧に変わります。スマホは通信が届く場所ならしまっていても問題ないので、数時間ならスマホに電源を繋ぐ必要はありません。
:: 画面とオプションとしての見た目は良い。
画面の綺麗さと、製品としてのクオリティは良いため物体としての満足度は高いです。
■ イマイチだなと思った具体的な点は
:: スマホとの接続が遅い
接続が遅いのは正規のDFS通信のせいだけど、これがほんとに足を引っ張っている。
キーオンからスマホの接続までかなりかかる。体感1~5分。
自動で繋がってスマホで開始していたナビも引き継ぐ場合もあれば、手動で接続操作をしないと全く繋がらないことも多い。
スマホをホルダーに毎回つけるのがめんどくさいとかをスマモニのメリットにしている人がいたが、スマホを取り付けてナビを開始して走り出すほうが圧倒的に早くめんどくさくないと思う。
スマモニも最初はスマホでナビを表示しておいて、走り出してから接続操作をしてつなぐことも多いけど、正直めんどくさいしそもそも走行中の片手操作は危ない。
日本の電波法は無線電子機器の利便性を海外仕様に比べて圧倒的に損なうことで有名です。
※ でもその御蔭で公共の無線電波が混戦しにくく守られている。
:: スマホのバッテリーをかなり食う
スマホのbt通信。いわゆるbt-dun btテザリングでスマホのバッテリーはぜんぜん食わない仕組みだと思っていたのですがとんでもない間違い。
wifiも併用で画面転送していて、処理はほぼ全部スマホで行っているためスマホの画面が消灯状態でもガンガンバッテリーが減るし熱を持ちます。 うちのOPPO reno5aだと画面消灯状態で使ってみたら5~6時間で残り20%くらいになります。
そんだけ無線で持つなら十分という話もありますが、そもそもスマホのバッテリーが少なくなるのはよろしくないので、車体から電源を取るなりモバイルバッテリーで電源を取るなりしないとまずいです。
スマホの種類によっては画面オンで給電無しでスマホナビしてるときほうがバッテリー食わないかもしれないんじゃないかなあ?と思うほどに食います。
これなら防水サブスマホを防水ケーブルで繋いで、テザリング通信してたほうがトータル食わないんじゃないかなあ? UIが簡略化されちゃったり経路オプションの位置が変わってしまったりで操作性もスマホ直接触ったほうがぜんぜんいいし。
:: ルート設定
経由池無しで直接一度で行く場合などはまあ普通に使えるのでいいのだが、ツーリングなどでの経由地追加や編集でスマホ版に劣る。googleマップのナビでの話だが、休憩やコンビニによって電源を切るたびにルートがリセットされるのが本当にめんどくさい。(リセットされないこともあった気がするが条件不明)
スマホでナビの場合はバイクを降りた後も継続したままにもできるのでちょっとの休憩発進時にも案内がとぎれない。
そもそもスマモニでの地図のタッチ操作がめちゃくちゃやりにくい。フリックやドラッグの誤動作が多くて見たいところがなかなか見えない。拡縮もなかなかできない。スマホなら走行中でも片手で余裕だがAIO-5だといまいち。
これはgoogleマップの問題だがルート設定用に使った経由地などで立ち寄らずにスキップしたい場合の操作も少しめんどくさい。 (xを押すと経由池削除の確認が出るので実行するとスキップできる)
店や観光地に直接行く場合は経由地設定などはいらないのだが、いろんな道や峠を通りたいという理由でのナビの場合は経由地を設定しないと無理なので経由地が多く設定できるのは必須である。
:: 音楽
スマホちょくで聞くのと変わらないし、使い慣れたプレイヤーがandroidautoに対応していなくて使えない場合がある。一時停止、再生、次の曲、前の曲への操作はインカムで操作するから対応プレイヤーに全体シャッフルさえついていればどうでもいいという面はある。
:: 電話着信
インカムで操作するから・・・。電話番号が表示されるものの、スマホでも表示されるから略
■ ドラレコの部分。
画質はいい感じでちゃんと撮れている。
動画の確認やスマホへの転送はめんどくさい。mSDを抜いてPCで見たほうが圧倒的にはやい。
オマケ機能のBSDも最初は面白いのだけど、幹線道路とかを走ったりツーリングで仲間と走っているとアラートがうるさすぎたり、ナビ画面が切り替わりすぎて設定ですぐオフにすることになる。やはりナビとバックモニターは別の画面の方が良いと確認できた。
転んだり事故をしてないのでファイルロックがかかるかどうかはよくわからない。停車キーオフ時に10秒後に電源が切れるのと、128GBのSDを入れておけばよっぽどじゃない限りは事故時の記録は電源が入りっぱなしになったとしてもロックがかかっていなくても残っていそう。
リモコン操作でのロックや写真撮影はできるのだけど、ナビ画面のときにその操作をしたらどうなるかはまだ実験していません。
SDカードのファイルを直接見たが、手動操作でのロックファイルは分かれて保存はされていなかったので、時間を覚えてないとファイルリストを直接見てのピックアップは無理。
サムネイルが時間ごとに作成されているので、専用ビューワーから見るとロックファイルがわかるとかかもしれない。(まだみてない、見る=バイクの電源を入れていないとならないため)
デフォルトの2分記録の設定で、1ファイルがだいたい200MB。前後で400MBなので1日のツーリングでだいたい128GBは埋まると考えていてOK。
■ おすすめできるか?
ガジェットとしては魅力はあるが実用品としてはメーカービルトインの高いカーナビを使ったときの使いにくさにがっかりした時の感じと同じかなあ。
新しい物好きにはおすすめできるけど、今現在スマホと動作の安定しているドラレコで問題ないなら手を出さなくてもよいなあという感じです。
iPhone使いの友達も同じ意見で、びみょー・・・という評価。
■ その他
空気圧センサーはあれば面白いと思うけど肝心の空気をいれるときに邪魔になるので買いませんでした。だいたいツーリングに行く前日にチェックしますしね。日常の足にしててあんまり状態を見ない乗りっぱなし号のほうがあの装備は光る気がします。
取り外したAKY-998Gで色々試したんだけど、これの不調の原因は熱っぽいので防水諦めて通気穴開けちゃうか、取付ステーのスポンジを使うのをやめて金属に熱を逃がしたり、間にアルミ板を追加したり背面金属の部分に汎用ヒートシンクを貼るとマシになるんじゃないかなあ? まあもう使わないのでいいですけど。
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中身は同じ。AKEEYO版が中国住所のマケプレなので国内正規品かちょっとわからない。保証とかはAKEEYO版公式通販がTANAX版を買うほうが安心かも。
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