■ GEOSYS用に自作ブレスガード作成
ジオシスにブレスガードが出ていないので自分で作ることにしました。
冬はブレスガードのないヘルメットだと自分の息でメガネとシールドが曇りまくるのでブレスガード必須です。
裸眼だったらシールドのダブルシールド化でほぼ済むんですけど、メガネマンはメガネが曇るからだめなんですよ。
曇り止めとかも短時間しか無理無理だし、一度水膜が貼ってしまったら乾いても斑になって視界悪くなるし、シールド開けたら寒いし。眼鏡マジクソ。(コンタクトだと乾いたりホコリが入ると死)
ということで作成手順です。
まず型採りゲージで自分の鼻と顔の曲線を測って3Dプリンターでそれに合わせた骨材を作り、骨材を仕込める布か革にビニールを貼って通気を遮断して作ります。
生地についてはワークマンとかのホムセンでうってる防風ネックウォーマーとかを素材に使えば手っ取り早いかなと見繕っていたのですが、ゆざわやにいったらちょうどいい感じのPU生地があったのでそれを使いました。
こうなって
チークパッドに挟み込むパーツをつけて、鼻に当たる部分の裏地としてマイクロファイバーの布を貼って…
これがほぼ完成形。まだテンション調整がイマイチなのか固定が甘くてヘルメットをかぶる時にずれるのかで多少漏れてきたり、口前の処理がイマイチで息を吸う時に口に張り付いてきたりするので微調整をしています。メットとの固定はいまはチークパッドに挟み込んであるだけだけど、差し込み具合を微調整できるように薄いマジックテープを追加するかも。
息もなるべく下から排出されるように調整が必要です。
顎あたりが寒くなるのはネックウォーマーとかブレスガードで対処できるので関東の冬くらいだったらチンガードいらないかも。
そもそもでジオシスのチンガードはなんかちゃんと綺麗にハマらなくて ん? って感じだし。
純正ブレスガードとチンガードを付けているエアロブレード5は行きの逃げ場がないのか、ブレスガード端のところから集中して出ているみたいでシールド端の結露がすごかった…。
これ作って問題だった点は、PU生地が新品状態では独特の匂いがなかなか取れずしばらく臭かった点ですね。
あとミシンなくても手縫いや布用接着剤とか両面テープでもつくれるし、骨材も0.5mmとかのアルミ板とかで大丈夫ですよ。目の近くに硬い素材が来るというのは事故の時にちょっと心配ですけどね。純正ブレスガードにたいてい骨が入ってないのはそういう理由の気がする。
2025/1/13追記 チンガードは使用をやめ、鼻下の寒さはバラクラバで対処。ヘルメットをかぶるときにバラクラバは顎まで下がってしまうけどいまのところ寒さは問題ないレベル。ジャケットやバラクラバのおかげで寒風がビュービューはいるほど隙間があまりないっぽい
口前の余分なところは薄型ベルクロでヘルメット側に留めることで邪魔にもならず、排気もうまく下から抜けていくようになった模様。解放しているので多少風は入ってきている感じはあるけどその御蔭で結露もあまりないみたい。
これを付けてツーリングにいきましたが、うまく治まっている状態だと信号停車時もシールド全閉でまったく眼鏡もシールドも曇りませんでした。(シールドはピンロックシートがあるのでそもそも曇りにくいですが) 信号で停まるごとにシールドを上げるとかのめんどくささが一切なしどころか普通は曇るという事実すら忘れてた。しかしまだ調整が甘くてヘルメットを被り直したときに多少ズレて息が上に入ってくるようになることがあるのでもうちょっと調整は必要みたいです。
うまく装着できなかったときの曇り解消のためにシールドを開けて走ると目の周りが一気に冷えてやはり雲泥の差。顔面の防風が出来ていると耐寒効果がすごい。
使った両面テープが再剥離可能で売ってるやつを使ったのに強力すぎて全く剥がれなくて困った。
『ニトムズ 再はく離 一般用両面テープ』 縫わずにこれだけで作れそう。
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