2025/3/10 月曜日

■ SENA 60Sを買いました

Filed under: ガジェット,バイク — inor @ 17:22:26


ヘルメットインカムのSENA 60Sを買いました。

友達とダブルパックではんぶんこなのでシングルを買うよりだいぶお安く入手できました。

黄色く光っているところは最初は光らないか青だったか…。カスタマイズ可能です。VストSX色としていったん黄色にしてますがいわゆるゲーミングカラーにすることもできますし、やたら主張の強いイカみたいな流れる点滅にすることも可能です。

側面のパーツも色違いのものに変えることができるようになってたりしてて、その気になればけっこう個性出せます。

まず今回からクランプキットが伝統のタイプから変更になり、スライド+マグネットマウントになりました。 端子は相変わらず上下方向なので外したときにゴミや雨が入らないようにフタのパーツも付属しています。

カルドのと違ってスライドレールがあるのでメットを被った後に取り付けるのはやったことはないもののたぶん相変わらず大変かも。
取り外しは簡単ですが物があたって外れちゃうとか衝撃とかで外れちゃうとかは大丈夫そうなくらいには磁力は強いです。

セットに付属のクランプキットは2つと書いてあるのですが、フルフェイス向けのワイヤーマイクと、ジェットメットやシステムメット向けのブームマイクタイプがそれぞれ一個で、ヘルメットにクランプを取り付けるときに挟み込みのフックタイプと貼り付けタイプをパーツ交換で切り替えられるものの、貼り付け用のベースは一個しか付属していません。

つまるところフルフェイス2個にどちらもワイヤーマイクと貼り付けベースで取り付けたい場合には対応できません。(出来なくもないけどやりたくはない)

早急にクランプキットを発売してほしいものです。

ボタンはメッシュ開始のボタンの位置がアンテナの下から本体横前方になり、すぐなれるだろうけどちょっと違和感あるかも。

さらに前面にLEDライトが付き、そのスイッチはライトの下にあります。夜に鍵穴とかトップケースの中の物を探すときにちょっと便利。ちなみにライトはオートオフ付き。

今回はジオシスに取り付けたのですが、挟み込みタイプの金属クリップが大きくて位置も悪く取り付けることが出来ず、貼り付けタイプも帽体の空力用のリブのためなかなかいい具合に取り付ける場所がなかったので少々困りましたがなんとかいいポジションを見つけて取り付けることが出来ました。

30Kのクランプも標準では収まりが悪いので自作のクランプベースベースを作って取り付けていたのですが、やはりゆくゆくは帽体にインカム本体内蔵できるタイプの規格化が進んでSRLシリーズみたいになっていってほしいなあ。

そして今までジオシスについていた30KのクランプとHDスピーカーは20Sのクランプキットを付けていたエアロブレードのほうに移植しました。

20Sは30Kよりもバッテリーが持つのでソロでツーリングに出たときなんかにはたまに使っていましたが、さすがにもう使うこともなさそうなためこれでお役御免かなあ。

60Sはまだソロツーリングでしか使っていないのですが、7時間くらい出かけてずっと音楽を聞いていてもバッテリーは半分くらいしか使いませんでした。
音楽の音質の違いも正直わからん。

60Sでのメッシュ通信をまだ試してないのでそれはまた後ほどに。まあ使い勝手は30 50のMESH 2と変わらないと思いますけども、、、。


ファームウェアアップデートはケーブルレスでスマホからBT接続だけでできるようになりました。べんりぃ。

初期型30Kにも早くMESH 3のファームウェア来てくれないかなあ。

※ 公式の「最新ファームウェアによるMESH3.0対応モデルのお知らせ」
https://senabluetooth.jp/media-review/241217.html

2025/3/7 金曜日

■ AIO-5 Liteをしばらく使ってみての感想

Filed under: ガジェット,バイク — inor @ 16:56:56

AKEEYOのAIO-5 LiteをAndroid Autoで使用してみての感想です。

結論から言うと自己満アイテムだと思う。

ハードウェア的な画面の綺麗さ、耐震、防水、耐熱、質感については確かに良いです。
でもソフトウェア的には満足には遠く、まだまだ中途半端感が高く使えば使うほどスマホとドラレコでいいなあと感じます。
※ カメラ壊れるとか熱耐性のないスマホの場合はサブスマホでいい

● 自動接続
Android Autoのせいなのか、AIO-5のせいなのかわからないが、自動接続はしょっちゅう失敗しています。
ツーリングに出発するときの朝一とかはだいたい自動でつながるものの、道中のコンビニで休憩したときや、食事をとったときなどのあとなど、再度自動でつながる率が低いです。
最近のAndroid Autoのレビューを見ると同様のことが起こっているし症状の酷い人だとアプリの再インストールまでしないとならない話とかもでているのでAndroid Autoがへぼい可能性があります。

DFS関連の機能で5Ghzで接続するには1分の待ちが発生します。
これがかなり鬱陶しい。1分といったら格ゲーなら1ラウンド終わってますよ? キーオンからエンジンかけて1分も待たないとスマホと接続されないうえに自動接続失敗するんですよ? 実用品として話しになんないでしょ?

そりゃ技適とか遵法精神とか気にしないとか説明読んでなくてわかってないユーザーは中華製のスマートモニターに流れますし、私もDFSチェックキャンセル機能があるならそうしたい。

待ち時間が発生しないけど通信速度が犠牲になる2.4Ghzでの接続もあるのですが、Android Autoでは2.4はサポート外らしいです。(繋がったけど)
5と2.4での接続では地図のタッチ操作感度が違う感じがしました。操作しないで見ているだけなら2.4でも不満がないのですが、地図を操作しようとすると2.4だと遅かったり誤操作になりやすい気がします。 つまり5GHzが必要なくらいスマホ本体と通信を行っているのですよ。通信容量を記録するアプリで見るとすごい容量のwifi通信してます。まあwifiならお金はかからないから別にいいけども。

● スマホの通信と電力消費
アプリ関係を表示しているときは通信関係とルートナビ、画面処理、音声処理をすべてスマホで行うため、それなりにスマホのパワーと電力を使います。CPUパワーに余力のあるスマホならそんなに問題になりませんが、機種によっては単体で使うより電力も使うし発熱もします。スマモニでナビを表示してツーリングに行くならスマホへの電力供給は必須です。

メーカの製品紹介やタイアップ記事、動画での紹介ではこの辺に触れているものがヒジョーに少ないので、私も実際に買って使ってみるまではモバイル通信だけスマホで行って、いわゆるテザリングのBT-DUNなどの省電力通信でスマートモニターとやり取りし、アプリはスマートモニターにダウンロードされてそっちのCPUとメモリで処理され、スマホはほとんど電池を食わずテザリングだけしているような仕組みだと思っていたのですが、まったくそんなことはなく、android autoもcar playも画面転送とタッチセンサー情報のやり取りをwifiの力技で表示しているだけでした。あまりのローテクにまじでがっかりしました。android autoやcar playは鳴り物入りで車業界に参入した割にはつまんねー技術でした…。

スマホは表に出しておかなくてもいいことを売りにしているなら、スマホは熱も持たないし電池も問題にならないほどしか食わないと思うじゃん? 大間違い。

● 操作性
運転中に操作が必要になる部分のナビの操作性は正直悪い。
画面切り替え、アプリ選択などのデバイスの基本的な部分はまあ普通なのですが、スマホ連動で動かしているタッチ操作前提のアプリの操作がままならない。

AIO-5はスマートモニター最高峰の中の一つだと思いますがそれでこのレベルなので他の機種はお察しでしょう。

ナビマップなどはスマートモニターが処理しているわけではなく、スマートフォンからの画面転送で動いています。2.4Ghz 5Ghz wifiやスマートフォンの性能でもレスポンスの差はありますが、どのみちwifi経由なのでスマートフォンで直接操作するナビのレスポンスにはかないませんし、スマートフォンで見るナビアプリとは違い、機能制限された簡略版が表示されます。

リモコンは3ボタンで1万円する割に表示アプリの切り替えと、簡単なメニューの左右選択と決定、電話着信操作くらいしかできません。
地図操作はもちろん満足に出来ず、ドラレコ画面以外からのドラレコデータのロックなども直接出来ません。

ドラレコ画面じゃないとリモコンから即座に動画ロックや写真撮影が出来ないということは、危険や面白いことがあったときにハンドルから手を離さずにとっさに動画をロックしたり写真撮影して証拠をすぐ残せないということです。

ドラレコの動画はどのみちずっと記録され続けているので後で記録されている動画を探せばいい話ではあるのですが、後から探すというのは時間を覚えていないと結構な手間だし、ループで消える前にデータは押さえておきたいものです。

どの画面からも動画ロック、写真撮影系の操作ができるかどうかをメーカーに質問したところ、画面を切り替えてから操作してくださいという返答がありました。
リモコンじゃなくて本体のボタンでロックできるようですが、リモコンでできるならそれに越したことはないわけです。

スマートモニターでのナビは目的地に直行のナビをする場合にはあまり操作することもないので不満は出にくいのですが、経由地がたくさんあるルートを案内するとかをやると、途中でもっと先を確認したいとか、経由地を過ぎたからここをキャンセルして次の目的地へのルート案内をはじめてほしいとかの操作する必要が出てくると操作性の悪さに不満が出てきます。

※ Android Auto版 google mapのバグか仕様か謎ですが、経由地がたくさんあるときにちょっと先の道が見たくてスクロールやズームをしようとすると素直に動かず、ルート全体像を表示したり明後日の向きになったりします。

ハンドルにつけられるポインティング系やジョイスティック系の多ボタンデバイスがないので走行中に地図の操作ができないのが、そんなにも需要がないのかなと不思議になります。

● ドラレコ
ドラレコ機能についてはかなりいいと思っています。
画質が良くブレも少ない。
フリーズや撮れていなかったことも今のところ一度もないです。
高いアクションカムほどではないけどモトブログに使っても問題なさそうな動画が撮れています。

スマートフォンへのデータ転送や再生については最初に一度試しに触っただけで、もうこれいいやかったるくてやってられない、と思ったので必要があればSDカードを外してPCで読み込んでいます。 USB接続で高速転送できるともっと良いのですけどね。

● 情報表示
走行速度や空気圧表示の画面ですが、ツーリング中に見ることは無いので気にしたことがないです。OBDから情報を拾って車両のメーターより詳しく情報をみながら走る人にはいいのかもしれないですね。

● BSD機能
後方危険アラートは最初は面白いものの、2~3車線の混んでいる幹線道路などにはいると常にアラートが出るようになるため。ナビ表示も中断され後方モニタにされまくりでかなり鬱陶しいです。複数人でツーリングに行った場合とかも後を走っている友達に反応しまくります。
結果、設定画面からオフしないとナビがままならないことになります。
頻度が高い場合には自動でオフになってしばらくするとまた自動でオンになるなどあればよいのですが。

だいたいこんなところでしょうか?

対応アプリもslackなどには対応してないし、文字もスマートモニター上では入力する気にはならないので、合流前の仲間とのやりとりのSNSによっては結局スマホを使うし、スマートモニターでのナビはスマホのバッテリーをだいぶ使うのでツーリング中の常時充電は必要です。なので全部スマホでいいし後方表示画面も常にあればいいからドラレコもモニタ付の専用であるといいし。に収束します。

スマホが不意の大雨に降られる、熱や振動でやられるの心配はたしかにそうなんです。
でも3~4万くらいの防水サブスマホにテザリングかデータSIMで良くないですか? 今どきのミドルクラスはgooglemapの操作がガタつくほど困るほどのものはないし。

ハードとしては好きだけどスマホ連携部分のソフトウェア満足度が低く、買わない理由を集めた感じになりました。

6インチ画面になったAIO-6がもうすぐクラウドファンディングの初期予約が始まるのですが、前後カメラが別売りでドラレコ機能が有料オプション扱い。

新機能のLTE対応は高級車にあるタイプの車両位置確認、防犯と事故時の自動通報が肝ですね。仕組み的におそらく単体でナビとかができるようになるわけでは無いと思います。

こんだけ不満を書き連ねつつもAIO-6もたぶんカメラを付けて買ってしまうのではないかなあと予想していますが、場合によってはカメラと本体取り外しホルダーを2セット買ってAIO-5は中古で放出。という流れでもいいかもしれませんね。

追記・・・TANAXからオプションの価格情報が出ていました。 各オプションが高すぎるのでAIO-6いらないです。上の一文は撤回。

AIO-6はカメラユニットが別体になったことでカメラがオートバイ用ではほぼ採用されていないStarvis 2にアップグレードできる可能性もあるわけです。(まあそんなことしないで新製品になってコネクタも新しくして売るんだろうけど)
ミリ波のリアレーダーオプションもあるとかなんとか。

ちゃんと動いてて操作の面倒がかからないときは確かに満足感高いんですよこれ。不思議ですね。

追記2・・・2025/3/25 今現在はスマモニorモニター付きドラレコを買うならカエディアのKDR-D22が良さそうに見えています。ナビとカメラ映像を同時に映せるらしい。(リモコンからの動画ロック操作はどうなるのかわからない。) 単体で動作するミリ波BSDのKDR-D201も興味深い。

2024/12/15 日曜日

■ GEOSYS用に自作ブレスガード作成

Filed under: バイク — inor @ 19:23:26

ジオシスにブレスガードが出ていないので自分で作ることにしました。
冬はブレスガードのないヘルメットだと自分の息でメガネとシールドが曇りまくるのでブレスガード必須です。
裸眼だったらシールドのダブルシールド化でほぼ済むんですけど、メガネマンはメガネが曇るからだめなんですよ。
曇り止めとかも短時間しか無理無理だし、一度水膜が貼ってしまったら乾いても斑になって視界悪くなるし、シールド開けたら寒いし。眼鏡マジクソ。(コンタクトだと乾いたりホコリが入ると死)

ということで作成手順です。

まず型採りゲージで自分の鼻と顔の曲線を測って3Dプリンターでそれに合わせた骨材を作り、骨材を仕込める布か革にビニールを貼って通気を遮断して作ります。

生地についてはワークマンとかのホムセンでうってる防風ネックウォーマーとかを素材に使えば手っ取り早いかなと見繕っていたのですが、ゆざわやにいったらちょうどいい感じのPU生地があったのでそれを使いました。


こうなって

チークパッドに挟み込むパーツをつけて、鼻に当たる部分の裏地としてマイクロファイバーの布を貼って…


こうじゃ!!

これがほぼ完成形。まだテンション調整がイマイチなのか固定が甘くてヘルメットをかぶる時にずれるのかで多少漏れてきたり、口前の処理がイマイチで息を吸う時に口に張り付いてきたりするので微調整をしています。メットとの固定はいまはチークパッドに挟み込んであるだけだけど、差し込み具合を微調整できるように薄いマジックテープを追加するかも。

息もなるべく下から排出されるように調整が必要です。
顎あたりが寒くなるのはネックウォーマーとかブレスガードで対処できるので関東の冬くらいだったらチンガードいらないかも。
そもそもでジオシスのチンガードはなんかちゃんと綺麗にハマらなくて ん? って感じだし。

純正ブレスガードとチンガードを付けているエアロブレード5は息の逃げ場がないのか、ブレスガード端のところから集中して出ているみたいでシールド端の結露がすごかった…。

これ作って問題だった点は、PU生地が新品状態では独特の匂いがなかなか取れずしばらく臭かった点ですね。

あとミシンなくても手縫いや布用接着剤とか両面テープでもつくれるし、骨材も0.5mmとかのアルミ板とかで大丈夫ですよ。目の近くに硬い素材が来るというのは事故の時にちょっと心配ですけどね。純正ブレスガードにたいてい骨が入ってないのはそういう理由の気がする。

2025/1/13追記 チンガードは使用をやめ、鼻下の寒さはバラクラバで対処。ヘルメットをかぶるときにバラクラバは顎まで下がってしまうけどいまのところ寒さは問題ないレベル。ジャケットやバラクラバのおかげで寒風がビュービューはいるほど隙間があまりないっぽい
口前の余分なところは薄型ベルクロでヘルメット側に留めることで邪魔にもならず、排気もうまく下から抜けていくようになった模様。解放しているので多少風は入ってきている感じはあるけどその御蔭で結露もあまりないみたい。
これを付けてツーリングにいきましたが、うまく治まっている状態だと信号停車時もシールド全閉でまったく眼鏡もシールドも曇りませんでした。(シールドはピンロックシートがあるのでそもそも曇りにくいですが) 信号で停まるごとにシールドを上げるとかのめんどくささが一切なしどころか普通は曇るという事実すら忘れてた。しかしまだ調整が甘くてヘルメットを被り直したときに多少ズレて息が上に入ってくるようになることがあるのでもうちょっと調整は必要みたいです。
うまく装着できなかったときの曇り解消のためにシールドを開けて走ると目の周りが一気に冷えてやはり雲泥の差。顔面の防風が出来ていると耐寒効果がすごい。

使った両面テープが再剥離可能で売ってるやつを使ったのに強力すぎて全く剥がれなくて困った。
『ニトムズ 再はく離 一般用両面テープ』 縫わずにこれだけで作れそう。

2025/2/13追記 調整の結果少しテンションを持って密着するようになったのでヘルメットを被り直しても全くズレずに曇らなくなりました。生地の匂いはまだ少しするけど、ストレッチ性とテカテカしないのと空気を遮断する特性と薄さがほぼ完璧なので他に代えがたい。

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