2025/10/29 水曜日

■ ラフロ ウォーターシールドコマンドジャケット RR7252

Filed under: バイク — inor @ 15:58:47

ラフロの3シーズンジャケットを去年購入しました。
そのレビューとか。
写真は後から乗せるかもしれないけど検索すれば出てくるのでなくてもいい気もしている。

色はグレーに惹かれたんだけどオレンジの部分とかがすぐ退色しそうだし、色の切り替えが多いしでおじさんには派手かなと思って無難にダークオリーブ。
防水層は樹脂コーティングっぽいしあちこちに樹脂プリントがあるので、これも何年かすると割れるかベトベトになるんじゃないかと心配です。

オールシーズンとは書いてあるけど普段の通常サイズで買うとスリムめなので保温インナーが入れにくいし夏はもちろんこれを着るのは暑すぎて無理なので実質は春と秋の2シーズンですね。
普通の下着と長袖Tとこれで気温15~20℃くらいでの出動でちょうどいい感じです。気温が10℃位になると寒くなってくるのでライトダウンなどを中に着ます。春秋の山が凍ってないときに山の方にツーリングに行くのに都合がいい。


もともとウインター用で作られているジャケットに比べると外寸が小さいため、冬も使うために厚手の中綿入りインナーやしっかりしたプロテクターを入れたい場合はワンサイズ上げたほうが良いです。シルエット重視やウインタージャケットを別に持っている場合は気にしないでいいと思います。

ラフロのウインタージャケットはLLを買っていて特に不満はないのですが、これは同じLLサイズでもちょっと小さかったかもなあと購入直後はすこし後悔しました。でも実際着てツーリングに出たら何の問題もなかったです。いい感じ。やはり中綿を入れないサイズ感で作られていると思います。

最近のラフロの特徴になってる胸元のVベントですが、これ自体にメインのファスナーが付いているので冬だと前のフラップを閉めていても冷気の侵入口になるためやっぱり冬季には使うことは考えてないタイプのジャケットのようです。

雨とかも当然フラップの隙間から染み込んで入ってくるので雨が強くなるとか長引きそうそうならさっさとカッパを着ましょう。撥水性もそんなに強くないのでけっこう生地に染みてきます。裏のコーティングで食い止めるタイプなので中は濡れませんが、濡らさないに越したことはないのです。できる人は自前で透湿性を失わない撥水剤とかを施工するのがいいでしょう。

ライディングジャケットの防水は雨の中で使うためのカッパとは違い、屋根のあるところまでたどり着くための一時しのぎ用の防水です。たまに防水性のあるライディングジャケットのレビューでカッパも着ずに走り続けて中が濡れたので低評価とか文句を書いている人がいますが、そんなのはあたりまえでさっさとカッパを着ましょうというのはたいてい注意書きもされています。

★ ライディングジャケット全般の注意点として、いまの日本の関東から南は実質的に夏と冬の二季しかないので春秋用に特化したジャケットは使い所がほぼ無いジャケットになりがちです。 5~10月に使えるフルメッシュジャケットと冬にも使える防風系のジャケットの2枚持ちが基本になります。 5月にフルメッシュ???って感じだけど4月の終わりくらいからはもう日中は半袖で過ごせるくらいに暑くなるので早朝と夕方以降に防風インナーやカッパを着て日中はそれを脱ぐだけでちょうどよくなります。 真冬は防風ジャケットに最近のライトダウンとか良い性能の中綿ミドルにUSB電熱ベストでも組み合わせればだいたいしのげるし、ウインタージャケットが必要な時期は路面凍結も警戒しないとならないので、よほどツーリングが好きな人でもないと案外出番がありません。 ハーフメッシュの類も現在の真夏はかなり暑いので素直にフルメッシュにしておいたほうが良いです。夏用は色もできるだけ白系や明るい色に。日光を吸収してしまう濃い色とは表面温度が全然違います。

:: プロテクターについて

プロテクターは標準だと1cmくらいの普通のウレタンが入っているだけで、チェストは付属せず。
CE lv2 プロテクターをいれる場合は試着時よりもサイズキツめになるので注意。

私は各部をデイトナのSAS-TECプロテクター CE2に差し替えと追加をしたところ。フリースの長袖シャツとかを着てるともうライトダウン以上の防寒をを着込むときついかな?という感じになりました。

今回は背中に SAS-TECトリプルフレックス フルバックシート/レベル2 を入れたのですがプロテクターの袋の下部に対してプロテクター側のほうが大きいのでピチピチになってしまいました。プロテクターの下側を袋に合わせて少し切るか、袋を拡張するか、少し丸まっているのを許容するか。はてさて。せっかく面積があるプロテクターなのに切っちゃうのももったいないから袋を拡張する気がします。

同じようなプロテクター袋がついているプリマロフトジャケットにはSAS-TECの黄色いタイプのLV2のやつを入れていますが、そちらはほぼ問題なしでした。

肘はSAS-TEC 肘膝用 パンチング CE2を入れたのですが、非乗車姿勢では結構下がってきてしまって、そのまま運転を始めると肘が守られない状態になります。乗車姿勢で外から合わせないとだめ。ポーラージャケットのほうでもかなりプロテクタが下がる現象があったのでその時は入れたプロテクタが小さすぎるのかと思ったのですが、今回のはラフロ純正のと大きくサイズは違わないのにそうなっているため、ラフロのジャケットはライナーに余裕があってプロテクタ袋自体が下がり気味になっているようでした。ハンガーにかけているときにコミネのジャケットと比べるとプロテクターの先端がかなり手首側に下がっています。

プロテクション位置とかの観点だとラフロ以外のジャケットでプロテクタから肘が出ちゃってる状態になったことがないので、ラフロの肘位置設定は独特なのかもしれません。

とりあえずプロテクターにスポンジを貼りつけて純正と同じ長さに伸ばしてあげたら、ちゃんと肘に落ち着くようになりました。

肩はSAS-TEC プロテクター 肩 肘 Mサイズ CEレベル2 92819を使用しました。これも純正に比べると一回り小さいのですが問題なく肩にフィットしました。
入れてから思いましたがSAS-TECパンチングを買ってハサミで切って調整してもいい気がしますね。パンチングのほうがなぜか安いし…。

着心地については悪く有りません、普通だと思います。ライディングで困る感じはありませんでした。
ポケットはベルクロでフラップがあるタイプなので乗車状態だと使いにくいです。物が落ちない方向に特化してるのかな? 鍵とか落ちたら困るもんな。

ベンチレーションはそこそこです。
開閉可能なものが胸元、両腕、背中についていて、前から入った風が背中から抜けていく仕組み。腰回りにはないです。防水層があるためスリットや裾で逃がすタイプです。

20℃を超えるようなあったかい日は少し蒸れる感じがあるのですが走ってるとすぐに解消します。
Vベンチも期待ほど風を取り込んでくれないものの、これを着る時期的に冷えすぎたりしないのでこれはこれでいいかも。
パーツ自体の範囲が広い割にはライディング姿勢を取ると開口部にフラップが被ってしまって、開口部が外気にさらされるのは胸元のみです。
細かめのメッシュ生地で通気性自体もそんなに無いので気持ちいいほど風は入ってきません。
フラップを開けて固定するための仕組みもあるのですが、走行中にその留めボタンを使用するのは困難でした。
やっぱりファスナーでベンチを開けしめできるタイプのほうが走行中や信号待ちでサッと開け閉め出来たりするので使いやすいですね。

ジャケット全体的な防風能力は高いので、肌寒いときとかはフラップをしっかり閉じてしまえばいい感じでした。

購入は2024年の真夏で秋~初冬に備えて買ったので、着れるようになるまで長かったですが春秋のツーリングにいい感じに使えるので買ってよかったです。
WPプロテクション3Lパーカから乗り換えてみてここが特に良かった、というのは正直無いです。

:: 購入動機

春秋に着ているコミネのWPプロテクション3Lパーカが購入から結構年数が経っているので、見た目はまだまだ綺麗でも防水層が劣化しているかもしれないということで新調。 (3LはLLLサイズではなく、3レイヤーの略)

コミネのWPプロテクション3Lパーカは見た目もシンプルで防水透湿だしベンチもついているし蒸れにくいしとても良いです。袖もロンググローブの袖を中にいれられるようにかなり大きく開きます。プロテクターも背中以外はしっかりしたのが入っています。
気になるのは袖ベルクロくらいかな?バージョンによってはこのベルクロタブがぜんぜんくっつかなくてだめらしい。

WPプロテクションの前に着ていたタイチのモトレックパーカーは見た目だけの地雷ジャケットでした。透湿性が一切ない防水生地で蒸れるのなんの…。ウインター寄りのジャケットであれはないわ。すぐにこれは駄目だとWPプロテクションを買ったのですが大当たりでした。正直今回の買い変えもまた同じのか色違いを買っても良かった。
モトレックは見た目のイメージがいいからよく売れるのか、現役で売ってるのはある意味すごい。1時間以下くらいしか乗らないならともかく着てツーリングにいくとかなら絶対に買わないほうがいい。

その後、結局欲しくなってグレーも買いました。ウルトラ無駄遣い。実物はほんの少し青みがかったグレーです。春秋用としてはコミネのプロテクトクールドライパーカもよさそう。タイチの今年のモンスターパーカー新色もけっこう思い切った配色にしてきましたね。コミネの2025新作ウインターもデザイン好きなの多くて欲しくなるけど流石にジャケットありすぎてもうしばらく買わんです。

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だいたい通常は28000円くらい。

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■ SASTECに比べると重くなるけどコミネのエニグマG2シリーズも安価で良いプロテクターです。夏物はこちらに切り替えてます。
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