■ SENA J30
SENA60のクランプキットが2万円で、これはセールで買うと1万5千円ちょいで入手可能。J30のクランプキットも販売が始まったけど8000円以下。
機能的には上位機種と比べてFMラジオ、ユニバーサル接続、旧規格接続、LEDライトが無いです。
本体完全防水、電池の持ちは1日余裕。筐体は一回り小さい。クレードルからは簡単に外せるけど、コネクターは本体直結なのでけっこうめんどくさい。出先の駐車場では外しておきたい派なのでこれはちょっと悩ましい。
充電ポートはコネクターと別口なので充電しながらでも使えるらしい。
でもバッテリー持ちが旧機種に比べて全く話にならないレベルで長時間使えるので泊まりのロングツーリングでもなければ充電不能。
8時間くらいほぼ喋りっぱなしでも帰宅時はバッテリーが70~80%のこります。
操作感は筐体がちょっと小さいせいかボタンが押しにくい感じがあるものの、いままでのSENAメッシュ機と特に遜色なく使えます。
通話距離が短いというレビューを見たのですが正直わからん。J30同士や他機種同士や混合でのメッシュ通信でもだいたい同じ距離での会話や解散ポイントでどれくらい届くかの実験もやってみたけどだいたい同じなのでわからん。
どの通信機器でも見通しなら通信距離はスペック通り長いけど、都市部でビルの影になるとか車が何台も間に挟まればどれでも短くなるし。山間で木々のつづら折れの中でもそれはそう。電波ってそういうものだし。それ知らないで書いてるか期待値が高すぎるんじゃないだろうか?
音質、音量については全く問題なし。むしろ音量を下げておかないと通話が爆音で聞こえたりする。J30のマイク感度がいい気がする。
しかしこれも走行中に音楽を聞いているときに特定の音域が聞こえないです。
聞き慣れた曲がいろいろ変な感じに。
ただこの現象、室内で試しに聞くと起こらないので調べてみたらマスキング効果ってやつだそうです。
バイク特有の走行騒音で耳と脳みその方でフィルタリングされてしまうみたいなのでどれを使っても同じらしい。
だからこれを回避するには騒音を遮断する静かなヘルメットを被るか爆音で勝つしか無いみたい。
会話は少々ラグがあるものの、走行中は問題なし。雑談も道案内も普通にできる。
通話の頭が途切れることはあるので、そこは留意が必要。VOXの仕組み的にしょうがないので、第一音は伸ばし気味にしたり、話し始めに「あー」とかを混ぜ込んだりする。
マイク感度は上々。
取り付け場所によってはスピードが上がると風切音を拾ってしまいますので試行錯誤は必要です。(これはどのインカムでもそうだし、通話している友達にノイズとかどう?と聞かないとわからない)
設定、ファームウェアアップデートなどはスマホアプリから行えます。
メッシュ接続用のチャンネル設定とかも本体だと覚えてられないめんどくさい操作もスマホアプリで行い得ます。
手持ちの各機種を並べた、SMH10もあるけどまあもうね、入手する人もいないでしょうしね。20Sも怪しいけど。
J30は写真で見ると他の機種とあんまりサイズ差がないように見えるんですが、実物を見ると一回り小さいというのはかなりインパクトがあります。
なんでこんないいのをこんな安い値段で出せたんだろう?って友だちと話したんだけど、ノウハウがもうあるっていうのと中華インカムの台頭でメッシュ用の通信チップとかいろいろが安く調達できるようになったんじゃないかなあ??という話をしたり。
おすすめです。
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