2010/10/16 土曜日

■ PTTスイッチ作成 (KTEL スタンダード用)

Filed under: ガジェット,バイク — inor @ 18:41:18

アドベンチャーにはKTEL純正のPTTスイッチが取り付けてあるのですが、Dトラッカーでも無線を使いたいのでPTTスイッチを作りました。
無線があると複数人で走っているときに信号の差で別れても大丈夫だし、高速でばらばらのペースで走ってもいいし、わかりにくい場所もすぐ手分けして探せるのがいいですよ。
初期投資に結構お金がかかるのが難ですが…。

□ 材料

・普通のレバースイッチ(OFFするのを忘れがちの人は押してる間だけ機能するプッシュスイッチの方がいいかも。)
・アルミ板(1mmが欲しかったけど運悪く1も1.5も売り切れていて0.8。薄い…。2mmは躊躇。ステンレスの板だともっと良いのですが難易度が高いです。結果的にはアルミ2mmでやるのが正解かも。)
・100均のAV端子延長コード

あってもなくてもいいオプションとして
・スイッチがちょっと硬かったので軽くするためにスイッチレバー延長用のアルミパイプ(スイッチの棒が5mmだったので内径5mm)
・防水用のシリコンチューブ(水槽にぶくぶくやるあれ、家にあった)

かかった金額はたぶん1000円いかないくらい。

工具は
・ピラニアソー
・万力やクランプ
・鉄工ドリル
・鉄工ヤスリ
・耐水ペーパー(1000~1500)
・ハンダ、被覆剥き類一式

さっそくステーの加工に入ります。
ステーだけの写真ないや、ごめんね。

無線のスイッチは左手の親指で操作するためにウインカー付近に設置してます。
ウインカーへの経路にあると時々誤爆するのでウインカーより上、Hi/Low切り替えの横にする事にしました。

ざっくり設計図を書いて板の切り出し。
今回はステー自体が雨避けになるようにちょっとサイズを大きめにとってみました。
ステーはミラーステーと共締めにすることに。
(ミラーやレバーステーと共締めにした方が距離が無い分しなりもなかったのだろうけど)

アルミ板を切り出すのはピラニアソーだとあっという間です。木を切るかのようにアルミ板が切れていきます。おすすめ。

切り落としたらヤスリでバリを落とします。
ついでに視界にあるモノがぴかぴかするのはイヤなので表面を耐水ペーパーで軽く研磨して曇らせます。(後で黒に塗装したいという気持ちもあった。)

次にボルトとスイッチ用の穴開け。まずポンチで叩いて目印をつけてから、細めのドリルで穴を開け、次に本命のサイズで穴を開けます。今回はスイッチ側6mm、共締め側5mmでした。
※ちなみにステップドリルがあると板への大きめの穴あけは楽が出来ます。

そして切り出しと穴明けが終わったら板に挟んでぐいっと曲げ加工。ちゃんと挟んでやらないと湾曲しますぞ。
あと曲げすぎに注意です。

これでステーは完成。

スイッチの加工に移ります。

KTELのPTTスイッチはアナログAVコードと同じ規格の端子なので、延長ケーブルを買ってくればそれが使えます。100均でもホムセンでもハードオフでも手に入りますね。
今回はビデオケーブルの黄色を使う事にしました。

3本組のコードから黄色だけ裂いてハンダ付け。
そして端子をヒシチューブで隠してホットボンドで防水。
後から思いついてスイッチ本体をメタルプライマーでコーティングしたので、端子もホットボンド無しでそれだけでよかったかも

スイッチレバーの延長ですが、元からついているレバーが直径5mmのプラなので、それにかぶせるアルミパイプを切り出します。1cm程度ですが延長したところ操作がだいぶ軽い印象に。

んで、アルミむき出しだと、見た目は微妙にいいかもしれませんがけっこう擦れてグローブが黒くなりますからこれもヒシチューブで先端を覆ってしまい、根本側には防水のためシリコンチューブをかぶせておきます。ヒシチューブはシリコンチューブのズレ止めの役割も果たします。

そしてステーにスイッチを取り付けナットを締めたらシリコンチューブが固定ナットにむぎゅっと接触するようにアルミパイプをセットします。ちょびっとだけ接着剤やホットボンドをつけておくと、いざって時に引き抜けます。


で、車体に取り付けて完成。

今回は現物あわせでしたがとても操作しやすい位置につきました。

んがやっぱり0.8の板でこの長さだとスイッチ操作時にステーがしなるので、後日補強として同じアルミ板を貼り付けました。かなりましになったものの、あまり意味はなかったかも。剛性低いわあ。最初から無駄に長い設計しないで板も2mm以上で作れって話ですね。(´・ω・`)

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