2022/11/22 火曜日

■ AZ タンククリーナーで錆取り

Filed under: 未分類 — inor @ 20:21:09

Dトラッカーのタンクの中にサビが浮いてきたのでなんとかしなきゃなーと思ってたんですが、AZのタンククリーナーが安価で評判もいいのでやってみました。

最高気温は20度に届かないような秋の日の作業です。夜は10度よりちょっと下かなというレベル。屋外、軒下作業となります。

大まかに4ステップの工程が必要です。

1.タンク洗浄
2.薬液投入 (10倍~20倍液)
3. 保温放置 (6時間~24時間)
4. コーティング仕上げ


[1 洗浄中]
給油口から見えるサビはこんな感じで、ぜんぜん乗れてなくて満タンにしてなかった期間が1~2年あったためかサビサビに。ひどく荒れているとかではないのでまだ軽微かな~?といったところ。

タンクを車体から下ろしてホース類を外して中の油分を洗浄します。油分を取らないと薬がサビに届かないので効きません。洗浄大事。今回は食器洗剤を濃い目になるように入れてから水を入れて蓋をして振り回して、数時間日向に放置してまた振り回して中を捨ててすすぎを行いました。
ガソリンの匂いがしなくなるまでというアドバイスが有りましたが、それは忘れてたのでまあこれくらいで大丈夫だろうというレベルまでやって終わりです。高圧洗浄機でサビを狙うといいというアドバイスも有りましたが、そこまで酷いサビじゃないし出してくるのがめんどくさかったのでこれもやりませんでした。

すすぎ終わったら2個出ているガソリンノズルに家にあった耐油ホースをまたいでつなげて塞ぎます。

[2 薬液投入]
給油口がなるべく水平になるような台を見繕って薬液投入。

10~20倍に薄めてサビ取りに使うものと、仕上げコーティング用にきれいな溶液を残したいので全量を先に作ってしまうのではなく、都度注いで原液は残す感じにしました。
再利用可能な液体なので最後に溶液は回収するため、10Lポリタンクと仕上げ液回収用に1Lペットボトルを用意しておきました。

これは温度が重要な薬らしく水温を50度くらいにしてくださいというので、ヤカンにお湯を沸かしておきます。

Dトラッカーはタンク容量7~8Lなので400ml位入れてから水を入れて薄めていき、あとからお湯もたしていい感じに60度くらいになるように調整します。熱湯がタンクに直接かかるのは良くない感じがしたので、ヤカン内で多少ぬるめてから注いでいます。

今回はちょうどいい感じにタンクの前後が引っかかって水平における段ボール箱があったのでそれを作業台にしたのですが、液体を満たしたら重くてひしゃげたり破れ始めたのでダンボールは失敗でした。そりゃそうか。
かなり焦りましたがとりあえずビニール養生テープを全集にまわして破けるのを防いでしのぎました。

[3 保温放置]
ちょっと安定が怪しかったのでギリギリいっぱいまでにはしなかったのですが、満たしたあとはビニール養生テープでゴミが入らないように蓋をして、そのあとフェルトマットとかビニールシートをかぶせて保温をしてあげて24時間放置です。ダンボールはひしゃげてしまったものの、保温の面ではとてもよかったですね。夜になってもホカホカしてた。


24時間がたち、中を見てみると錆が見えずに白くきれいになってます。おお、すごいじゃん。 でも寒いし雨降ってたので続きはもう1日待ちます。反応させ過ぎも少し怖いのですが薬弱めだから長くしてても問題ないでしょう。

翌日に晴れたので、薬液をこれ用に買っておいた10Lポリタンクに出してから、タンクを水ですすぎます。 溶液はロートとコーヒーフィルターで濾過をしながら移したけど、さすがにフィルターの流れがおそすぎてしんどかったものの、ゴミは目に見えてわかるくらいたくさんとれていました。 ※ タンクから溶液を抜くときは給油口の縁をよく拭いてから幅広テープで円筒形に注ぎ口を作っておいてやるとあっちこっちにこぼさず楽になります。

[4 コーティング]
このサビ取り液は乾かせば防錆コーティングにもなるそうで、抜くのや拭くのが面倒にならない程度の量でコーティング用に新しい溶液と水を10倍くらいになるように入れてからよくふって中身をアワアワにし、全体に新しい液がしっとりついたなというところで抜き取って乾燥させます。
逆さにしても出てこない残り液体は、キッチンペーパーをタンクの中に落ちないようにビニール被覆針金を付けたものに吸い取らせ、流れるような水分がなくなったところでドライヤーと天日干しで乾かします。
天気も良かったしドライヤーの効果がすごいのか結構すぐ乾きましたね。


写真でみると明暗が強調されてマダラになったのが目立って汚い感じだけど、実物はそれなりに綺麗です。

乾燥中にもタンクを動かして薬を移動させたりしましたが、すすぎが足りなかったか薬が行ってない上の方にまだサビがあったのかサビゴミがけっこう入っていた溶液が動いていました。給油口には返しがあるので逆さにしたときにそこに溜まって出しにくいみたい。
とりあえずゴミ混じりの溶液は針金キッチンペーパーで取れるだけ取りました。

タンクを逆さにしても給油口から液体がもれないようなちゃんとした蓋があれば逆さにして口の方のサビもとってやれたのになーと思うとちょっと残念ですね。
最初の方に揺すって上の方にもクリーナー液が付くようには工夫してみたんですが付着程度では無理だったようです。
手が届くところはこれまたAZのサビアウトを塗って処理しておきました。

ちなみに最近スコッティの洗って使えるペーパータオルを機械整備とかにも使っているんですが、水分を含んだあとに弱くなってちぎれたりしてゴミが落ちないのでとてもいいです。ホムセンオリジナルで安価な同等品も結構出てるし最近いいものが増えて良いですね。もともとこっち方面用にはチェーン掃除でゴシゴシするのにも耐えるようなワイプオールっていうやつもあるんですが、あれは結構コストが高いのであれより気軽に使える感じ。ほぼあれと同じ感じで使えます。

整備中の汚れ対応はスコットのプロショップタオルメインで、破けてほしくないところとか絞って何度も使いたいところは洗って使える系という感じ。
プロショップタオルは必要量だけちぎって使えるのが使い勝手がいい。


ライトで照らして中を覗いてから気がついたのですが、なんか側面に黄色い赤茶色の部分が見えます。

まさかのサビ残り!? こんなとこだけ残るとかある!? みたいな気持ちになりましたが、しょうがないから針金ペーパーにサビアウトを塗ってピンポイントにそこに塗ってみたら、ペーパーに錆の色が何もついていない。 さすがにサビと接触して色がつかないのはおかしいので更に良くみたらどうもいい具合に凹みに沿って四角いし、タンク内で固めてあるエポキシか何かだったみたいです。

やっちまったなあと思いながら水をつけたキッチンペーパーで拭き取りをして、クリーナ液ーを塗り直してコーティング乾燥をさせました。

せっかく綺麗に施工できてたのに味噌つけたなーという残念感はありましたがサビは概ね無事になくなりました。

外側にもサビが浮いているところがあったのでサビキラーを塗ってからラッカー塗料で上塗りをして封じ込め終了です。

反省点としては、すすぎが不十分でタンク内にゴミが少し残っていたこと。しっかりした密閉蓋を用意できず、逆さにできなかったので給油口の一部にサビが残っていたこと。段ボール箱が重さにまけて潰れて焦ったこと。サビと接着剤を見間違えたこと。

サビが深すぎてすでに貫通していて穴が開いているけどたまたまサビで穴が埋まっているようなものに使うとサビを除去して穴を貫通させちゃうのでサビがひどすぎるタンクでは注意です。

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スコット ショップタオルや洗って使えるペーパータオル系は通販だと高いからドラッグストアとかホムセンで買った方がたいてい安いですね。

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