2014/10/13 月曜日

■ NC750Xのサイドスタンド増強

Filed under: バイク — inor @ 18:30:01

NCのサイドスタンドの接地面は街場で暮らすには別に悪くは無いサイズですが不整地なんかだと埋まっちゃったりするサイズなので、田舎暮らしマンとしては全自動フルバンク駐車を防ぐ為に設置面積を広げるゲタを作りました。

これほぼ全てのバイクが抱えている問題なんですが、メーカーはこれに対応したオプションって出しませんよねー。くそー。
(カワサキ シェルパの牧場仕様には接地面が大きなスタンドがついています。GJ。)

まあぼやいていてもしょうがないので。

まずアルミ板を買ってきます。
強度的にちょっと心配なんですが今回は加工がしやすい2mmにしました。

鉄とかステンレスとか大きなワッシャーとかでももちろんいいんです。むしろアルミはせめて3mmはないと良くない気がする。230キロもある車両だし。あれ、もう心配感漂う。

これをせこせこ切りまして。

アルミ板の場合はノコで切るより、カッターで切った方が早いです。電動工具とかでもアルミの場合やわらかすぎて貼り付いて目詰まりしたりしますので結構めんどくさかったりします。

角をとりまして。

ハンドニブラーで角を落として平ヤスリでコリコリ整形するのです。半径1cmくらいの角丸もあっという間です。

全体的にバリ取りと接着剤や塗料の食いつきが良くなるようにヤスリ掛けをしまして

100番の布ヤスリと400番の耐水ペーパーでやりました。元のスタンドはセンスタが無いしレーシングスタンドをかけるのがめんどくさかったので半分ずつ浮かせてヤスリました。

強度確保の為に多少曲げまして。

万力とステンレスのL字金具様々です。これでいかに柔らかいアルミといえども曲げた線に対して直角方向には強いはず。だが二角ほぼ平行線なのでその真ん中をぐいっと力がかかるとあら不思議!って感じであっさり死にそうです。

作業中に身近に来たやつら。

貼り付けるわけです。

今回はセメダイン社のメタルロックというエポキシ接着剤を利用しました。
はみ出した部分が30分も立たないうちにカチカチです。これは期待できるかも?
下に敷いてあるぼろ布は、元の足に対してほどよく密着するようにするために置きました。バイクのスタンドってサスとかの具合で角度が変わるもんだから一部だけ接地していて他は浮いてるんですよねというか物によっては元々微妙に曲線になっていて真っ平らでも無いんだけど。GM-8300とか使った方が良かったんだろうなあ。ちなみにここから先は白熱灯で暖めて乾燥を促しています。

スタンドとのエッジを金属パテで埋めて塗装するわけです。

エポキシが固まったら元のスタンドフットの立ち上がりを金属パテで埋めてしまいます。パテが剥がれなければアルミ板の曲がりも若干防げるはずだけど、エッジは塗装を剥がし切ってないし、エポキシの上も荒らしてないので耐久性はあんまり期待できないかも。そして接着剤とパテがよーく乾いたらアルミ対応の塗料スプレーで黒く塗ります。

完成というわけです。

綺麗に塗装も出来たし芝生にも埋まりませんね。よしよし。

とはいえ張り付け位置チョーっとミスったな。もうちょっと内側にも出したかった。
なぜギリギリに付けたかというとアルミ板と接着剤を信用していないから。
一番力がかかるのが最初に力のかかる内側なので、内側に張り出していたらそこが曲がったり反対側から剥がれていきそうだなって思ったから。

というかこの曲げ角度よりバイクに対して内側を曲げてスタンドにそって貼り付けた方が良かったかも。まあやっちゃった物は仕方がない。

■ アルミ板の切り方はこちらが参考になります。

アルミ板の切り方

力の入れられる太いカッターでやりましょう。

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