2025/12/2 火曜日

■ OUTDOのナトリウムイオンバッテリー

Filed under: バイク — inor @ 20:20:27

OUTDOのナトリウムイオンバッテリーをNC750X、Vスト250SX、アドレスV125Sに乗せてみました。

広告どおりなら真夏や真冬に一ヶ月くらい充電を忘れて6Vくらいに下がっちゃっても回復ができるしCCAも鉛バッテリーより高い高性能バッテリーです。

リチウムは高い割に軽い以外のメリットが無かったので手を出さなかったんだけど、寒さと過放電に強いならそれだけで最高なわけです。
何なら重くったっていいけど3個入った段ボール箱がバッテリー1個分くらいの重さにしか感じなかった。(流石にそこまで軽くはないと思う)

到着時でどれも電圧は14V中盤だったので補充電せずにそのまま搭載しました。


端子の形がユアサとかみたいにナットを保持するように工夫されてないので詰め物をしないと取り付けに苦戦します。
私はスポンジを詰めましたが、難燃性の意味でも燃料用の耐油ホースとかの切れ端とかのほうが良いかもしれませんね、取り付けた後にそういやみんなどうやってんだろって検索してホースを使うの知ったので今後は私もそうしよう。

■ 搭載

NC750Xは独特の車両側端子のせいで取り付けに苦労、ナット裏に詰め物をしたりしないとボルトを入れるのがきついです。共締めしている丸端子が多いというのもあるんだけどめっちゃイライラする。バッテリー交換のたびにいつも電装品の配線をなんとかシンプルにしようと思うんですがそのまま。(SXはこの教訓を元にバッテリーに繋がる線は整理してある。)
使用したバッテリーはNC純正の14サイズの適合がなく、容量が少し小さいバッテリーなのですがサイズは同じなのでそのまま搭載可能です。(NaCRX9 Pro)

VストSXは特に苦労はしなかったけどこれも適合サイズがなく、高さの低い容量の小さいバッテリーを搭載したので下駄を履かせる必要があります。(NaCRX5L Pro)
硬いスポンジを切り出して使いました。

V125Sは車両側端子がコの字になっているのですが、ちょっときつくて端子が曲がったような気がします。(NaCR7A Pro)

■ 実走行

エンジンの掛かりはそれぞれ問題なし。

NCはなんだかやけにアイドリングや発進時の低回転が安定せずノッキングする。
以前粗悪ガソリンが入ってしまったときの症状の印象が蘇った。NCは滅多に乗らないので単純にガソリンが劣化している可能性があります。(最後にガソリンを入れたのがたぶん半年くらい前)

VストSXは走行し始めると時々メーター内電圧計が15Vを超えていたのでナトリウムバッテリーの充電許容値の15V以下という条件を超えているので大丈夫か心配になります。
あと容量が7Aから5Aのものに減っているので電熱装備まで使いすぎるとやばいかも。
とりあえずツーリング中はなんの問題もなし。
リチウムに交換した人がバッテリーだめにしてる記事を見たことがあるのでちょっと怖い。

アドレスは特になにも問題ないかな? 走っても13,8Vくらいにしかならないのでそれはそれで問題の可能性はある。

■ 気になるところ

NCもSXも純正より容量が少なくなっているので電熱系の装備を使うと今後どうなるかわからない。
充電電圧 14.8~15Vなので電熱系の装備を使うときには気をつけたい。

SXが常にではないが15V以上でているので大丈夫なのか?という点。16V超えてたら流石にレギュレーター壊れとるやないかいなんだけど、ジクサーでも走れば15Vを表示することはあるようで、じゃあこれは純正レギュレーターのあれか。と。少しくらいはバッテリー側に安全マージン持ってるだろうと期待。(問い合わせたら大丈夫ですとのこと)

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