2023/10/7 土曜日

■ elegoo NEPTUNE 4 PROを買いました

Filed under: ガジェット,工具 — inor @ 1:31:37

新しい3Dプリンターを購入しました。
とっくに投稿してたと思ってたらしてなかった。

手持ちのAnycubicのVyperが調子が悪いというわけではないのですが、Vyperは温度が260度までで0.6mmとかの硬化ノズルの入手性が悪く、カーボン入りナイロンフィラメントを扱いたい場合には一歩能力が足りてない感じあります。

なので硬化ノズルの入手性が高くてダイレクトエクストルーダーとノズル温度が300度まで出せるものがほしいということでの新調です。

Vyper自体は購入から2年たった今もABSやTPU、PETGなども特にトラブルなく印刷できています。ベッドシートが劣化したみたいでピットノリを使わないとABSが剥がれて印刷失敗するようになってしまったもののノリだけで解決できたのでVyper自体は未だに快調です。
(消耗品は交換しているのと、Zシャフトがちょっとカチカチ言っている気がするけども、どこが鳴っているのか正確にはわからない。)


NEPTUNE 4 PROが届き組み立てます。

## 初回オートレベリングの手順

組み立てが終わって初回のオートレベリングのときにちょっとつまづいたのでメモ

エクストルーダーが中央にあるときに数値を変えろみたいなことが書いてあるものの、下手にいじるとベッドに当たって削ってしまうんじゃないかとビビって変えられず手順動画とかを探してよくよく見るまで作業が止まりましたが、動画を見たあとはなるほどと納得。説明書に書いてあることもそういう事かと納得。
数値をいじると言っても何ミリも一気に動くわけではないものでした。

まず中央にあるときにA4用紙を敷いて、紙を微妙に動かしながら △ (数値) ▽ の上の単位を0.1にしてから三角を押して紙がちょっと挟まれたなというところまで狭めます。(紙までの高さがありすぎたら1mm単位で動かしてもいいけど最初は地道にポチポチやったほうが安全)

紙は抵抗がありつつ引っ張れば抜けるけど、押し込むとたわむみたいな状態が適正という説明があります。私は安全策で押し引きできるけど抵抗を感じるという状態に合わせました。

最初の隙間をあわせたら auxilary leveling を押して5点の位置合わせみたいな画面にします。

1をおしてヘッドを移動させ、下のダイヤルを回してさっきみたいに紙が少し挟まれているという状態にします。

それを1番から4番まで順番に同じことをしていきます。1回だけだと絶対にさっき合わせたところがズレているのが出るのでときには1342みたいに対角の順番などにして納得するまで合わせました。

4隅を合わせたら 左上の< で前の画面に戻り今度はオートキャリブレーションになります。
これは検知箇所点数がすごく多いので長い時間がかかります。

終わったら中央に戻るのでまた紙を微妙に動かしながら △ (数値) ▽ の三角を押して紙がちょっと挟まれたなというところまで狭めます。それが終わったら右上のフロッピーディスクマークを押してセーブします。

※ 付属品や公式サイトにある Neptune 4 Pro assembly tutorial video.mp4 を見るのがいいです。 組み立てたときに近くにPCがなく、これの存在に気がついてなかったのが結構なもったいなさでした。 あと説明書にはないレールへのグリスアップとかも動画内でやってるのでなるほろ感高いです。ベルハンマー塗ったろか。

## ここまで

オートレベリングのあとサンプルを出力してみましたが、剥がれや団子もなく特に問題なく出力できました。

2cmのキューブを出した後にあの船を出力したんですが途中でサンプル用の付属樹脂がなくなって、手持ちのに切り替えたのでツートンの船になりました。


ちょっとかっこいい。

## フィラメント切れの継ぎ足し方
フィラメントセンサーがフィラメント切れを検出するとアラートが鳴り、ヘッドがホームポジションに戻ります。
その際にUIのほうはフィラメント入れ替えに変わっているので新しいフィラメントを装着します。そのあとコンテニューさせれば途切れたところから印刷が再開され続きが印刷されます。
しかしその場合は印刷切れのところは品質も落ち、層剥がれもしやすくなっているので注意です。

事前にフィラメントが切れるタイミングに居合わせている場合は、センサーがフィラメント切れを検出しないように新しいフィラメントを押し入れて、エクストルーダーにも古いフィラメントに続いて押し入れるという荒業があります。

参考 > https://www.youtube.com/watch?v=VGehELy4SoM

無理矢理すぎんだろw

## ここまで

で問題はこれだ。


ノズルが見たこと無いやつで、まだ硬化鋼0.6mmとかが売ってないという。

Enderシリーズと同じパーツという話から違うものに変わってました…。

ということで肝心のカーボン入りナイロンの出力はまるでできていません。

それはともかくNeptune 4 Proの良かったところは、ネットワーク経由でデータを送ったり印刷開始をできるところですね。
これがまたすごく便利。

ローカルLANでつないでWEBブラウザから制御できます。
印刷中の温度や進行具合のステータスもわかります。

さすがに印刷剥がれとかはわからないものの、本体とPCの間をSDカードやUSBメモリをもっていかなくていいのはとんでもなく楽でいいです。Vyperは相性がイマイチのSDカードだとなかなかファイルを認識しなくて苦労したとか、単純にいったんメディアに移すのがめんどくさいとかで苦労してましたからね…。

本体は自室とは離れたところにおいてあるので、LANケーブルがさせるタイプのwifi中継機をつかって疑似有線LANとして繋がっています。

wifiルーター <-> wifi <-> 中継機 <-> LANケーブル <-> Neptune4

という感じ。うちにあった中継機はモード変更とかしなくてもそのまま有線LANの疑似延長ができたので楽でした。

ネットワーク監視では剥がれなどによる印刷失敗までは検知できないので、監視のためのネットワークカメラも買っておきたいなと思いました。

印刷の速度についてはあまり恩恵を感じていないかも。
多分早いんでしょうけどフルスピードで動かすことをまだ信頼してないのでVyper程度の速度で動かしています。

現在の気になる点としてはファンがすんげえうるさいです。夜は気を使って使うのをやめるほどです。

それとスライサーのCuraにプロファイルが入ってないのでELEGOO提供のバージョンが古いCuraじゃないと使えません。
一応手入力すれば使えるんですが、数値をミスってベッドをけずったりとかの万が一があったら嫌なので大人しくしています。

いったんそんなところです。

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