2011/3/2 水曜日

■ skypeに入る環境音を出来るだけ消してみる(不発)

Filed under: PC — inor @ 0:31:37

うちのノートPCの内蔵マイクはヘッドセットやマイクを設置するのがめんどくさいときのskype会話にすごく便利なのですけど、感度が良すぎるらしくて



常になんか拾ってる\(^o^)/ (これはストーブのコーって音を拾ってる)

リアルタイムに処理をはさんでナントカできないかなあと思ってましたが、そういや動画配信の解説ページにVSTプラグインの事が書いてあったなあと思いだして見に行ってみたらありました。

んで仮想サウンドカードと猿ちぃとReaFirを使ってみたら何とかなった。
すごいね。

でも結論からのべると、元々ストーブの音とかは殆ど相手には届いていなくて会話には気にならないレベル、かつノイズフィルター入れるとこっちの声ががっちり籠もるらしくて実用性は低いようです。(´・ω・`)
声の周波数帯だけブーストしたらいけるかも?

以下はとりあえず試してみたい人向け。

■ 必要なもの

> 猿ちぃ
マイクの音を他のデバイスに飛ばしてくれるサウンドルーティングソフトです。
VST対応版ならどれでもいいです。うちは猿ちぃ3か4を気分で使っています。
猿ちぃで仮想ステミキ(仮想サウンドカードを使用してステミキ放送)

> ReaFir
ノイズフィルターをしてくれる物です。
猿ちぃで直接使うと設定の保存が出来ないので、後述のMultiFXVSTを経由して使います。
http://www.reaper.fm/reaplugs/のページのDownload: ReaPlugs VSTからダウンロードしてインストール。
特にいじらなければそれぞれ以下の所にインストールされます。

32bit環境
C:\Program Files\Vstplugins\ReaPlugs

64bit環境
C:\Program Files (x86)\Vstplugins\ReaPlugs

> MultiFXVST
VSTの設定を保存するために必要。私はやったことないですけども複数のVSTの同時使用も出来るようになります。
http://www.ctaf.free.fr/dokuwiki/doku.php?id=meslogiciels
ダウンロードしたらmultifxVSTフォルダは好きなところに置いても大丈夫です。私はReaPlugsが作ったVstpluginsフォルダに入れました。

> 仮想サウンドカード
VADやWsAD(5)等。私はVADを使っていますがどれでも良いと思います。Win7のx64環境ではWsAD(5)の方が署名問題のあれで良さそうかも?
これも猿ちぃと同じく詳しいインストール方法は水おいしいですさんのとこを見た方が良いでしょう。
(うちは動画配信のためにVADを2つ入れてありますがskypeだけで使う場合は一個あればいいです)
VADplusのインストール方法【動画有り】

■ 実際の使い方

では使ってみましょう。

ほんとはいつでもいいのですが、とりあえずレベルメーターが見たいのでskypeのオーディオ設定を開いてマイクの欄を仮想サウンドカードにしておきます。
この設定画面の音量ゲージが見えるように隅っこにでも置いておくといいです。



この時点では仮想に音は何も来ていないので無音です。

猿ちぃを起動して、INにマイクをOUTに仮想サウンドカードを設定して、STARTで動かしておきます。するとマイクからの音が仮想サウンドカードに流れるので、skypeにも一瞬遅れて音が来るようになったはずです。

※ 猿ちぃのバッファは50で大丈夫ですが、話す相手から音切れがあるとか言われたら100とか200に増やしましょう。増やせば増やすほど遅延しますけど残念ながらPCの性能が足りていないというわけです。逆に可能ならバッファを減らしてみるのもありかも。

音が無事に流れ出したら、猿ちぃのVST読み込みを選択し、multifxVST.dllを読み込みます、すると下のような画面が出るので Add をおします。



Addを押したら今度はreafir_standalone.dllを読み込ませます。

32bit環境
C:\Program Files\Vstplugins\ReaPlugs\reafir_standalone.dll

64bit環境
C:\Program Files (x86)\Vstplugins\ReaPlugs\reafir_standalone.dll



登録されましたね。
これをダブルクリックかタブのEffectを選ぶとReaFirの設定が出ます。
黄色い線がもにゃもにゃしているのが現在マイクが拾っているノイズです。

ではこれをやっつけましょう。
初期ではEQと表示されているプルダウンからSubtractを選んで、隣のチェックボックスにチェックを入れてノイズを覚え込ませます。
※ 画像ではすでに赤い波形が出来ていますが、覚えさせる前は赤い直線です。



環境音にあわせて赤い線が波形になり上限値を設定していきますので、キーボードのキーやゲーム機のコントローラーや服のわしゃわしゃなど、拾って欲しくない音を発生させてからチェックを外しましょう。
その際過剰にやると肝心の声を拾いにくくなったり、声質が変わってしまいそうなので頑張りすぎには注意です。



これでskypeに渡されるノイズが無くなったはずです。配信ソフトにも同じようにノイズを無くした音声データが渡せると思います。
そしてこれを毎回やるのは面倒なので、設定をセーブします。名前は好きなように付けて下さい。



常になんか拾っていた音もなくなりすっきりです。\(^o^)/



もちろん話し声は拾ってくれます。
んが、かなり籠もった感じになるようです。
もうちょい要調整。

ちなみにVSTを使っていると猿ちぃの音量と音程設定は使えなくなりますので注意です。声の音量調整が必要ならSkypeのほうでいじるか、ReaFirの右にあるOutputGainをいじると良いでしょう。

○ 参考

ニコニコ動画
仮想ステミキ使用時のノイズ対策をしてみる
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11662435

水おいしいです^o^
猿ちぃ++でVSTプラグイン(生放送向き)
http://vad.seesaa.net/article/138517340.html

ちなみにアマミキ!とVirtual Audio Mixerをつかって同じ事をやってみようと思ったのですが、Virtual Audio MixerがVSTに音を渡してくれない感じでうまくできませんでした。

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