2019/10/20 日曜日

■ モーラのガーバーグ

Filed under: キャンプ,工具 — inor @ 10:04:54

モーラナイフのガーバーグ(Garberg)についてちょっと書きます。

これはアウトドアナイフの定番、モーラナイフの上位モデルでグリップにもがっつり鋼材が通っているフルタング構造でとても強く使いやすいという高い評価をうけているナイフです。
※ 写真は新品の時ので、いまはもっとばっちくなっています。


マルチマウントというプラ鞘のものとレザー鞘の物が出ているのでどちらを買うかだいぶ悩みましたが私は雰囲気重視でレザーにしましたが、いまは革ほど気を使わなくていいプラ鞘にしておけば良かったなと思っていますw


これがお尻なんですが、金属が突き出ています。
この金属はナイフの刃の方から続いている一枚板の端っこで、エッジの面取り処理もないガチンガチンのパッキンパッキンで、なんならこちらで木をこすって木くずを出したりも出来ます。


大きさはこんな感じで一般的なアウトドアとか旅用の折りたたみナイフより一~二回り大きくて、「あ、強げなナイフだね…」って感じのクラスです。フルタングなので金属みっしり構造なので重さもそれなりにあって、切るために打ち付けるときなどには普通のモーラより重さが乗ります。

使い勝手としては小物の工作、調理などには向きません。出来るけどそれらはそれらにあった刃物にまかせた方がいいです。
もうちょい大物相手にやる作業向きですね。指より太い枝を削ったり木材を抉ったりするのは余裕な感じの強さがあります。でも素手で扱うとナイフの背を親指で押さえて力を入れて押しまくった場合に親指の皮が切れそうになります。ファイヤースターターをこすったりダストを作ったり出来るようにするためか背の方もエッジが凄いんです。要グローブです。

このナイフは主にアウトドアやブッシュクラフトで太いロープを切ったり枝を落としたり薪割りに…っていう需要が大きいと思うのですが、正直なところそれは鉈や斧で良いので自宅やオートキャンプの時は出番がなく、これはあくまで趣味道具という認識をしています。実際これよりずっと安い鉈や手斧のほうが枝落としも薪割りもスムーズに行えます。

(大きな薪については人力で割るのはあまり考えない方がよいです。)


ちなみに1/5ほどの金額で買えるCompanion Heavy Dutyとの比較なんですが、正直Heavy Dutyでも全然よくて問題ないです。切れ味も使い勝手もほとんど同じです。Garbergだからスパスパ切れるぜー!!とかもないです。 HDで薪割りのバトンをしても全然大丈夫です。

ガーバーグはいいナイフだとは思うのですがそんな感じなのでキャンプ友達などにこれがいいよと薦めるかというと個人的にはノーです。
バトニングやってみたいならAmazonで3000円以下のモーラや評価の高い中華ナイフの方が気負えず使えるという点でとても良いので様子見含めてそちらにしてみては?と伝えています。

そういいつつも私は他に使う刃物があれこれある中でこれの見た目が好きだし使ってて楽しそうだから買う!買った!という感じなのでそういう方向の人にはお勧めです。

LINK
モーラ・ナイフ
Morakniv Garberg Leather sheath
2019/10/19 現在 \12,650

LINK
モーラ・ナイフ
Morakniv Garberg Multi-Mount
2019/10/19 現在 \11,550

LINK
モーラ・ナイフ
Morakniv Companion Heavy Duty
2019/10/19 現在 \2,592

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