■ キジマのグリップヒーターを取り付けた
NC750Xにグリップヒーターをつけました。
スマートなスイッチ一体型と悩んだのですが、左グリップにはセナのリモコンも取り付けるため厚さが倍増してしまいウインカーの邪魔になるだろうなあということで従来型にしました。
■ サブハーネス取り付け
サブハーネスを付けてそれに繋げようということで110の3端子コネクターも購入。
んが事前に調べたあたりにサブハーネスを取り付けるコネクターが見つからない!?
そんなー…いきなり頓挫かよ…。と左右ともカウルを外して延々探して結局さらにネットで検索して場所を見つけました。
何のことはない、隠れて刺さってました。事前に見ていたとこはなんでこんなとこにあんねん!ってとこを見ていたようです。
外す必要のなかった左カウルを外したときに金具で傷を付けたりしたのでちょっとしんなり。
サブハーネスを取り付け通電確認とグリヒにコネクター取り付け。
車体側の110コネクターは茶色が+なのでそれに合わせてコネクターを作るわけですが、なぜか緑が+と勘違いしてコネクターを作ってしまいなんで動かないんだー?としばらく悩んだり。まさかの+-逆!!みたいな。壊れなくて良かった。
コネクターから端子を抜くときは専用工具や精密ドライバーがなくてもブリスターパックとかを細く切って二つ折りにして厚くしてから爪の所に差し込めばダメージ無く外せます。
■ スリーブ加工とグリップヒーター取り付け
ノーマルのグリップを外してグリヒを差し込むわけですが、これがまた説明書を読まないで前知識だけでやってしまったので大変でした。
元のグリップは全く減っていなかったので綺麗に外してあげたかったけど、思ったより大変だったのでカッターでざくっと切っちゃいました。
その後アクセルのスロットルスリーブを外して作業したかったのですが、ワイヤーの遊びを作る部分が面倒なところにあり外すのが大変で次の作業の差し込むのをなめてかかっていたせいで付けっぱなしで作業しました。
キジマのグリヒの中は樹脂パイプになっていてこれを押し込むわけですが、どこかで中間のリブはそのままでもきっちり入るというのを見ていたので、それはそのままにして外側と内側のリブだけリューターで削り落としたわけですが、スリーブに差し込むと確かにちょっときつめにぴったり入る、接着剤とかもいらないくらい少しきつめに入ったので油断して途中まで入れたらやばい感じに。もうこのままいっちまえーと、暖めるのも忘れてナイロンハンマーで叩き入れました。
かなり強く叩いていたのでなんかやばいだろうなあとは思っていましたが実際やばかった。
いれ終わったあとやけにウェイトとの隙間があるなーと思ったらスイッチボックスのダボピンが若干曲がってピンを抑えているプラスチックも割れておりました。やっちまったー。前より前後左右にずれやすくなった。くそー。この背面部品だけ買いたいけど単品売りはないだろうなあ。
ということなのでスリーブの中のリブもある程度削ってゆるくして接着剤で固定するのをお薦めします。
左手側もぴったりハマるけどこっちは特に問題なく終了。両手で捻ると回ってしまうのでちょびっとだけ接着剤を入れて接着。
■ 注意点
私のやった捻るのも叩くのも説明書的にはアウトの方法なんで参考にしないでください。箱の後ろの回路図だけ見て説明書をろくに読まずにやってしまった愚行です。
正解は右はスリーブのリブをちゃんと様子を見ながら削って入れやすくしてボンドで回り止めをする。左は石鹸水とかゆっくり固まるボンドで滑らす。です。絶対だぞ!
■ 配線取り回し
サブハーネスからの配線は純正の線に沿わせて左を通しヘッドパイプ付近で束ねました。
グリヒの各配線からのコネクタが丁度ヘッドパイプやステム付近に集まるようになっているんですが、これがまた正直収める場所に困る。防水コネクタじゃないから雑にぶら下げておくとかも出来ないし、カウルの方に押し込めようにもちょっと足りなかったりでコードにもうちょっと余裕が欲しかった。自分で切った貼ったした方がいいかも。
コントローラー用のハンドル取り付けパーツは新しい物に変わっていて、両面テープではなくネジ止め出来るようになっています。んがその変わり角度の自由度はなくなりました。
左はかなりごちゃごちゃになりましたが、コントローラーのLEDの光が直接顔に向かってないのでまぶしさ等はありません。
このスイッチをパーキングブレーキのレバーの中に埋め込んだり出来ないかなあ。
■ 使用してみて
取り付け後に走行してみましたが、これは確かに温かい。
最初薄手のグローブと短時間走行で試しただけだったので、最大の5にしていても今ひとつぬるく感じる程度で大丈夫かこれ?と思ったものですが、後日ミドルクラスのウインターグローブで走ってきてみたら5だとほかほかで手の平がジリジリして手汗をかくくらい暖まり、赤外線温度計で表面温度を測ると50度くらいになっていて広告のほどの温度はないけどグローブに熱を伝えるには十分って感じに発熱してくれていました。
どうも薄いグローブだと熱もすぐに逃げてしまっていたようで熱効率が悪かったみたい。グリヒには薄い手袋が丁度いいという定説を真に受けてたけど別にそんなことは無かった。
スイッチボックスが前より動くようになってしまったせいでたまにちょっと違和感を感じるけどそれは後で直そう。
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