2008/4/24 木曜日

■ XPとvistaのモニタ解像度設定保持の違いとEDID

Filed under: PC — inor @ 7:15:52

GeforceのXP対応ドライバーは、モニターからの信号が途切れたとき、自動的に現在のモニタにあわせた表示設定に切り替えますが、新マシンのvista64 ドライバーはそういうことをしません。

しませんと言いつつもvistaだからかというのはまだ未検証なのですが、知人の所のvista64でもセカンダリモニタのケーブルを外してもなにも起こらないというのを聞きました。32bit版の知人にも試してもらいましたがやはりケーブルが抜けても何ともないそうです。
でもスリープなどの復帰時には勝手に解像度が変わっていたりする事があるのでvistaもvistaも困りもの。スリープ中や復帰に切り替えがあるとそうなるのかそうでないのかはまだよくわかりません。

普通であれば自動的に切り替えてくれたほうが助かる印象があるのですが、デュアルディスプレイ環境を複数のパソコンやゲーム機で使い回したいときなどは実はかなりめんどくさいことになります。

なぜかというと今まで繋がっていたモニタに広げていたウインドウ類が、セレクターで接続器機を切り替えると信号が途絶し、勝手にまだ繋がっている方のモニタに集められてしまうからです。デュアルモニタを使ったことない人に状況をわかりやすく説明すると、勝手にフルスクリーンのアプリケーションが立ち上がって、それを終了させたときには他のアプリケーションのウインドウサイズやアイコンの配置がえらいことになっていた!という状況です。

切り替え時にwindowsをシャットダウンしているならもちろんウインドウが寄ってしまう問題は起こりませんが、いちいちシャットダウンして切り替えることなんてありませんし、起動するときにもセレクターがちゃんと切り替わっていないとあとから切り替えてもモニタをちゃんと認識できません。困る。
※認識できても最初に繋がっているモニタの設定しか持たずモニタの接続位置や解像度を個別に指定できるDualviewの設定が使えなかったりする。あとから繋がるモニタの詳細情報は拾わないらしい。

どうもこのへんのキーがEDIDという信号らしく、HDMIセレクターを買った時点ではさっぱり知りませんでした。うすうすモニタ情報のやりとりのデータはあるとは知っていたものの、具体的には何なのか気にもしていなかったデス。

なーんとか出来ないかとしらべてみたものの、windowsXPのGeforceではいまいち有効な手段が無く。
たどり着いた結論はvistaにするかEDID信号保持機を利用すること。
※RADEONはcatarist5の初期はEDID無視らしいような記事を見かけました。でもドライバーとして古すぎる。

EDID信号保持機とやらはモニタの情報を覚えておくための機械で、PCに繋いでおいておけばモニタが繋がっていようが繋がっていまいが繋がっているように見せかけることが出来る機械です。

ただそれだけの機械なのですが1万する。ちょとたかいね。需要がないから少数生産のためってかんじか。

そしてRATOCのREX-230XDAというKVMもEDID保持機能がついてて1万くらいで買える。こりは・・・。悩む。つか安い店が品切れ過ぎて入手不能。
EDID信号保持機が5000円くらいならすぐ買うんだけどなあ。

今借りているCG-PC2UDAは22インチワイドの方に繋がってますが、裏起動さえしなければあとは切り替えによってウインドウの設定が変わることはないので、とりあえず普通に使えてます。

KVMやHDMIセレクターでPCのモニターを使い回す人ってそこそこ居るみたいなのでドライバーで設定を強制的に維持してくれるような対処してくれないかなあ。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

HTML convert time: 0.133 sec. Powered by WordPress